子どもの教育を考える その1 不倫など

人の世は別れがつきまとう。
いかに深く愛し合っても死別がある。
何事も望むようにはいかない。

 

私の予想する近未来の
子どもの教育を考えてみる。

 

教育の前に、まず、家族のことから。

 

近未来の人類社会は、
21世紀に人口増のピークを過ぎ
その後、50億くらいまで減少。
一人当たりの豊かさは現在の数倍。
モノの豊かさではなく、
精神的な豊かさが希求されるようになっている。

 

全ての人は、成人して経済的に自立する。

子育てや育児は、親でなくてはできないことを除き、
社会が引き受けます。

 

従って、一人親でもゆったり楽に子育てができる。

妊娠の初期から、多様な専門職のサポートを受け,
子どもが成人するまで、途絶えることなく定期的に
本人と家族へ訪問相談がなされる。

 

もともと、人類社会は
子育てを共同体で担ってきた。

農耕定住が始まるまでの人類社会は、
食糧備蓄の困難さ、定期的な移動の必要から
多くて50名程度の集団で暮していた。

 

生まれてくる子供は
父親不明の場合が多く、
母親を中心にする子育て。

 

子どもは乳離れすると、
共同体の中で、
様々な年齢の人とかかわり、
養育された。

共同体内では、幼児でもできる
役割分担がいろいろとあり、
子どもたちは現在社会よりも
もっと低年齢で
共同体の一員としての自覚を
身につけていった。

 

農耕が始まり
人類社会に財産が発生。
男系で相続されるようになると。
父親が血統を求めるようになった。

そして結婚という制度が誕生。

 

結婚制度の趣旨は
母親の自由を奪うこと。
なんと、野蛮な道徳。

 

19世紀まで
多くの社会では
男の不倫は許されるが
女の不倫は厳罰。

母親を縛っておかないと
血統の維持が難しい。

 

そして、
不倫が悪であるという道徳が発生した。

 

未来社会では、
子育ては一人親で楽にできるので
結婚する必要はない。

 

勿論、

一生の間、一対一で付き合い続けるのは
本人たちの自由ですが。

 

財産相続はどうなるのか。

 

21世紀は
世界的に経済格差が最悪の時代。
富の偏在
貧者の反乱
地球規模の自然災害
テロや戦争の頻発
などの
深刻な事態が続き

ついに
法と税と治安を
地球人類社会で
同一のルールにしなくては
対応できなくなる。

 

その結果
今の国連に変わる
もっと実効性のある
国際機関が誕生。

 

貧富の差を
世界的に
合理的なものに
改善せざるをえなくなる

 

遺産相続への税率は高くなり
現在のような極端な格差が
しだいになくなっていく。

 

生まれた子どもたちは、
できるだけ公平な機会が与えられる。

教育制度の充実する。

 

その結果、
我が子に特別な財産を残そうとする人が
しだいにいなくなる。

結婚制度はなくなる。
不倫という
変な道徳も
過去の遺物となるでしょう。

 

つづく