将来と私の夢

人の世に、こころの清らかな人はいるだろうか。

たぶん、一人もいないだろう。

 

赤子は、こころが育っていない。

人は、長く生きると、まず、清らかになれない。

生きることは、汚いものをいっぱい経験すること。

釈迦やキリストも。

 

マザー・テレサがいるではないか。

そういう声もあるかもしれない。

汚い世界の中で、誰も清らかにはなれないのが当然。

 

アメリカのCIAがどれほど悪いことをしているのか、

また、中国のウイグル問題、

世界は汚さにあふれている。

昨日も日本の外相がサウジで会談。

トルコでの記者殺害を暗に認める発言をしたとか。

 

政治は、そういうものだと、多くの人は思っている。

社会とはそういうものだと。

北朝鮮拉致問題も、その一部。

 

どの問題が大きく、どれが小さいか。

誰も分からない。

日本で云えば、フクイチ問題が最大だろう?

長期のデフレと格差問題も大きいが。

私には判断できない。

そして、

よい案も浮かばない。

一つの対策で解決できるような単純な問題ではなさそう。

 

日本の現状、安倍さんについて考えてみる。

安倍さんの売りは、外交だろう。

しかし、外交だけは、公開しない秘密が多く、普通の庶民には判断しようがない。

うまくいったことしか、アピールしない。

アメリカの外交が典型。

 

日本は、少なくとも、中国や韓国や北朝鮮やロシアなど

近隣諸国とは外交ルートがあるようだ。

戦前の日本のように、独善的外交はない。

最低限の点数は与えられる。

 

経済対策を考える。

これは難しい。

専門家さえも、意見の不一致。

経済指標がどれほど正確なのか、

経済の実態をどこまで把握しているのか、

それさえも、疑問が浮かぶ、昨今。

 

安倍政権が日本の将来を、どのように考えて、

政策を立案しているのか、それも、よく分からない。

オリンピックや一億総活躍と騒ぐだけで、

100億を超える予算を使い、

何もしていないような感じさえする。

 

何もできないから、

現状維持なのだろう。

先送りだけは、得意だが。

これは、歴代の政権と同じ方針。

 

憲法改正は、安倍さんの誇り。

何としても達成したい悲願かもしれない。

 

しかし、100年後に、国がなくなる時代が来ると、

安倍さんは夢にも思っていないだろう。

たぶん、天皇制もなくなる。

 

21世紀は、大変化が予想される。

世界的な大格差が、是正を迫られる。

 

先進国の経済破綻が先駆けとなるだろう。

日本がトップランナーになるのではないか、と

私は感じるが。

 

国債暴落、日本株の急落、銀行の国有化。

円安とインフレ、大不況。

そして、中国、アメリカも同時に不況へ突入。

 

中国の国内がどのようになるのか、

予想ができない。

軍の暴発もありえる。

革命の恐れさえも。

 

日本は、大不況でも、

何とか凌ぐだろうと思う。

東日本大震災も凌げたのだから。

そして、

既成の政治家や既得権への批判が高まるだろう。

政治家の大幅な入れ替えが行われるかもしれない。

 

一人当たりのGDPは、半分以下になる可能性。

しかし、生活の実質は変わらない可能性も。

贅沢品は市場から消える。

 

これからの日本は、

文化を中心にして国づくり、地域社会づくりができないかと、

私の夢と希望。

 

平成最後の気ままな夢想を書いた。