親子の断絶

仕事や付き合いで多忙な父親。

有能なので責任ある地位にいる。

そういう父親が子育てに失敗する場合がある。

 

自分では、子どもに手本になりたいと思っている。

立派な生き方を実践しているから、当然、子どもも見習うはずだと。

仕事では我を抑えて無私の精神で頑張っている。

周囲の仲間から尊敬されている。

家庭でも尊敬されるのが当たり前と思う。

 

子どもは各人が多様。

親などいなくても、自立した生き方ができる子もいる。

親の愛に敏感な子もいる。

感じ方は人により様々。

分かりやすい表現で満足する子もいるし、

気持ちの裏側や隠れた情を読み取る子もいる。

敏感な子も、鈍感な子もいる。

普通の音で、キレる子さえいる。

 

子に対する親の接し方は、子どもの特性に合わせないと

失敗する。

それが難しい。

 

子と付き合う時間が少なければ少ないほど、

子の特性を気付くことができない。

親には、そういう心理的なことに関心がない人もいる。

悩んだ経験がない親もいる。

(実際、こころの内部で抑圧しているだけかもしれないが)

 

子の気持ちを思いやり、おしはかるには、

親の体験の質や量が必要になる。

そういう体験がない親もいる。

 

特に、学業も就職も順調で、

挫折の経験がない親は、

子どもを理解することができないことも。

 

親子の話し合いは、

言葉の表面ではなく、裏に隠れている感情や心理や思いが、

重要なのだが、それが伝わらない会話となってしまう。

 

親子の断絶が起こり、

様々な問題行動が生じる。

 

今朝、下記のブログを見ての感想を書いた。

https://ameblo.jp/hikikomori20150622/entry-12461268493.html